『vol.4 頭は心の反射区です!』
疲れを感じたら、先ずは頭を癒してあげましょう!
休みも無く忙しく働き続ける現代時には、休息のひとときが必要です。
疲れたらマッサージを受けたいと思いますよね。でもボディーやリフレクソロジーをいくら受けてもなんかスッキリしないことが多くありませんか? 実はそれには訳があります。疲れを感じている『脳=頭』の疲れが癒されていないからだったのです。
総てのストレスを一身にうけて耐えている場所
人間の身体の疲れを感じているのは『脳』です。例えば、痛みは衝撃を受けた場所の痛点がそれを感知し、神経を通って脳へと情報が伝達されて脳が傷みを感じます。
また、腰や背中などの筋肉、また腕や胸の筋肉なども首を経由して頭に繋がっています。その疲れはやはり頭にも影響しており、頭は多くの疲れやストレスを一身に浴びて耐え忍んでいる場所でもあります。
だからこそ、いくら身体を癒してもスッキリしなかったのは、一番疲れている頭を全くメンテナンスしていなかったからのです。逆に身体だけが安らいでしまい、頭脳と直結した精神とのバランスがとれなくなってしますと、自律神経が狂ってしまう場合すらあるのです。
とても敏感ながら、もの凄くガマン強い頭
人間の生命を維持する上で、とても重要な役割を担ってるのが脳(頭)です。五感のうち視覚・聴覚・味覚・嗅覚と4つの感覚を感じる機能を直近に持っています。またすべての行動を制御したり、そのための思考をしたり、絶えず休まず働いています。
脳がダウンしたら、人間の機能はすべて終わってしまいます。だからこそ脳はタフであり、それを守っている頭もかなりタフなのです。そして私たちはそれに甘えてしまっているのではないでしょうか?
ストレスにとても弱い人間のからだ
人間はとても我慢強いのですが、それは脳が我慢強いからです。しかし人間は、ストレスにとても弱い一面も併せ持ちます。病気も『ストレスに耐え切れなくなった現象』だと考える思想もあります。
例えば胃潰瘍は、精神的に受けているストレスが多大になった場合に発症しやすく、それを回避しようと飲むアルコールによる攻撃が加わって悪化して行きます。
風邪も原因がウイルスだけとは限りません。
人間は自然界に多数存在する雑菌やウイルスから身体を守る機能=免疫力を持っています。これが正常に働いていれば病気になりませんが、疲れが溜まりストレスによって免疫力が低下すると、雑菌やウイルスの攻撃を受けてしまい発症します。
また、皮膚の表面にひたすら針の先をチクチク刺し続けると、皮膚は毎日受けるそのストレスから癌を発症してしまいます。そして同じように精神も多大なストレスを受けることで狂ってきます、自律神経失調症や鬱病などを発症してしまうのです。
ストレスに犯された頭と精神の深い関係
フット(末端)セラピーをご存知でしょうか? 足には、人間の身体や内臓諸器官を調整するツボが集中しています。そして、身体の各機関や各部位につながっている抹消神経が集中している反射区でもあります。その反射区を押したり揉んだりすることで、反射区に関連する臓器の働きを高めたり、自然治癒力が高まっていきます。
それと同じように、頭は身体のすべてと繋がっています。そして何よりも心と直結している唯一の場所です。心の疲れは頭に現れ、頭の疲れは心に響きます。どんなにストレを受けようとも、心が折れないように支えているのは頭です。
頭は心の反射区です!
精神的にめげそうになったとき、辛い現状に耐え切れなくなる前に、頭を休めて癒してあげて下さい。
ゆっくりと遠くの景色を眺めたり、目をつぶって深呼吸など方法は色々ですが、あなたなりの『脳の癒しの時間』をつくってあげてくださいね。
もちろんヘッドマッサージが一番ですけどね。